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[2008年07月02日]
言葉の大切さ
こんにちは派遣事業本部の小原です。
これは、コンビニで立ち読みした『子どもを育てる』本に書いてあった話です。
なんとなく感動したので、ここに書いて皆さんに感動を伝えられたらと思います。
~本文~
僕が中学生の頃、家に客人が来ていた。その人はエミリーの母親だった。
エミリーの母は、なんとしても近くの小学校にエミリーを入学させたいと思い僕の家に来たようだ。
エミリーは両手、両足が無い障害を持った子だったのだ。
当時、僕の母親はPTAの会長をしていて、僕の妹とエミリーは同級生だったこともあり、相談しにきた。
地域のカウンセラーとしても働いている母は早速学校に話しに行った。
しかし、母が学校に話しに行っても保護者が大反対!
そんな子を入れたら、その子の為に必要な処置や労力がかかる。
他の子を平等に扱えるわけがない。
障害者の学校に行った方が、お互い負担が少ない。
様々なことを言われてしまい、母はとても悲しい顔をしていた。
話が一向に進まないので、学校側が出した提案は「エミリーちゃんの同級生になる子達と、
その保護者を説得することが出来たら入学を認める」ということだった。
母はその当日まで、様々な資料と睨めっこし、勉強し、話し合いに向かった。
母の努力、話し方次第で、エミリーちゃんの運命を決めてしまうのだ。
想像を絶するプレッシャーが母にのしかかっていた。
学校に着くと保護者も生徒も席についていた。
母は前に立ち話し始めた。
「この学校に入学したいって子がいるんだけど、その子は手も足も無い子なんだ。どうしてそんな風に産まれてきてしまったのかな?他はみんなと何も変わらないのに・・・」
そう話始めた母。
すると。
「はいっ!!」
元気よく手を挙げた男の子がいた。
母はその子を指した。
男の子はニコニコしながら話始めた。
「その子はね、産まれてくる前は神様に一番愛されていたエンジェルなんだ。
ある時、神様がそのエンジェルにこう言ったんだよ。
最近、優しさを忘れた大人や子どもが地球にはたくさんいる。
だからちょっと皆とは違う形で地球に行ってくれないか?ってね。
エンジェルはとってもとっても怖かったんだよ。
でもね、凄く勇気のあるエンジェルだったから、えいっ!って地球に産まれてきたんだよ。
昨夜、パパがそう僕に聞かせてくれたんだ!」
辺りはシーンとして、母はとてもビックリして、
さっきまで険しい顔をしていた保護者たちもハッとした顔をして・・・みんな次第に涙を流し始めた。
そして最後に多数決を取る時には、エミリーちゃんの入学に反対する人は一人もいなかったのだ。
あの男の子の素晴らしい話は、父親との会話で生まれた。親子の会話がどれほど影響を及ぼすか。
その話を、子どもが外でどんな風に話すか考えたことがあるだろうか。
この話で言葉の大切さを学んだのだった。
こんなお話です。
この話を読んで、私は施設にきたボランティアさんのある一言を思い出しました。
私が働いている施設は重度の障害者の施設なので、自分で歩くことも食べることもできない方達ばかりです。
そんな方達を見て、偏見のある意見を言っていました。
障害を持つ方を見てそう感じる方も少なからずいるんだということを実感した瞬間でした。
しかし、この本の男の子のような気持ちで見てくれる方もいて。
私自身、障害を持つ方と関わってきて、
一緒にいるだけで幸せな気持ちになれ、何も出来なくても存在していてくれることに感謝というか、意味があると感じています。
この本を読んで、子どもがどうとらえるかは、私達大人の言葉一つで変わっていくものなんだなと思いました。
そして偏見をなくすためにも実際に関わっていくことの大切さを感じました。
この本の男の子の父親のように素敵な話ができるような大人になりたいですね。





