- > 「今年の漢字」
- > 日光浴は長寿の秘訣
- > 『愛』
- > おみょうにぢ
- > 「継続は力なり」
- > 季節を感じる介護
- > 地域密着型交流会
- > 新たな出会い
- > さようならまた会う日まで
- > 【ゆっくり入るお風呂】
- > 2009年12月
- > 2009年11月
- > 2009年10月
- > 2009年09月
- > 2009年08月
- > 2009年07月
- > 2009年06月
- > 2009年05月
- > 2009年04月
- > 2009年03月
- > 2009年02月
- > 2009年01月
- > 2008年12月
- > 2008年11月
- > 2008年10月
- > 2008年09月
- > 2008年08月
- > 2008年07月
- > 2008年06月
- > 2008年05月
- > 2008年04月
- > 2008年03月
- > 2008年02月
- > 2008年01月
- > 2007年12月
- > 2007年11月
- > 2007年10月
- > 2007年09月
- > 2007年08月
- > 2007年07月
- > 2007年06月
- > 2007年05月
- > 2007年04月
- > 2007年03月
- > 2007年02月
- > 2007年01月
- > 2006年12月
- > 2006年11月
- > 2006年07月
- > 2006年06月
- > 2006年05月
- > 2006年04月
- > 2006年03月
- > 2006年02月
- > 2006年01月
- > 2005年12月
- > 2005年11月
- > 2005年10月
- > 2005年09月
- > 2005年08月
- > 2005年07月
< 「くまとやまねこ」 | TOP | 「手紙」 >
セントスタッフ株式会社 介護系BLOG
介護に関する情報を発信中です。
![]()
[2009年04月02日]
自由とシステム(壁)
こんにちは、ITソリューション部の内田です。
私が初めて介護施設(特養)で介護士として仕事をし始めた頃、
フロアーの電子施錠扉の前で「家に帰りたいから、この扉を開けてくれ」ともの寂しげに扉を眺め続ける利用者さんの姿が印象的で、
時々鮮明にその画が頭の中をよぎることがある。
みなさんはご存知かと思いますが、たいていの介護施設において、認知症の方々が入居されるフロアーには、施錠式の扉があり、自由に入居者さんが外に出ることができないようになっている。
認知症の入居者さんが外に出てしまい事故や迷子などのトラブルを防ぐためである。
理由を説明して納得していただける場合もあるが、理由に納得されず、強い帰宅願望が続き、不穏状態になってしまわれることも少なくは無い。
また似たようなケースの例として、
利用者さんがコーヒーを飲みたい、お餅が食べたい等、個人によってはADL、栄養管理が必要となる要望があった場合も、対応しきれていないケースはあるのだろうか。
こういった場合、きっとフロアーの扉や利用者さんの要望は
「システムという大きな壁」
となってその利用者さんの
「自由」
の前に立ちはだかることになる。
こういった光景を見るとよく、自分自身学生時代に、大きなバッグを背負い、あちらこちらを旅していたことを思い出す。
確かに自由なるものの象徴を手にしていることは幸福なことだったかもしれない。
しかし、それは、帰るべき「家」があって手にしていた自由であって、
ルソーが「文明は人類が柵を作るようになった時に生まれた」と定義している通り、
ほんとうに自由を与えられたらきっと入居者さんも学生時代の私自身も、荒野の中で困り果ててしまうことだろう。
「自由」と「守る」ということの
葛藤を解決することはとても難しいことであると思う。
しかし、私は
常に利用者さんの目線でシステムを見つめたい。
利用者さんの目線で考えることにより
強い、帰宅願望からの不穏状態を解消する為の対応として、
利用者さんの話を傾聴したり、一緒に扉の向こうに行き、利用者さんの目的に付き合う、
あるいは散歩すること、または個人個人に見合った対応を行うなど、解決の糸口が見つかることがある。
しかし、まだまだ職員不足が多く騒がれる中、
帰宅願望が強い利用者さんに豊かに時間を費やすことが難しかったり、
コーヒーを提供するには、管理栄養士やNSの判断をもらって・・事務課の確認を通して・・・といったプロセスに時間を費やすことが憚られ対応しきれていないケースもケースも少なくはないのではないだろうか。
「人材不足」といった大きな壁、これもまた、私自身まったく想像はつかないが
解決の糸口を握っているのは施設でも介護職員でもなく、国でもなく、利用者さんの目線なのかもしれない。
今日のせんとなび
介護職のお仕事探しはこちらから♪
*******************************





