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セントスタッフ株式会社 医療系BLOG
医療に関する情報を発信中です。
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[2006年08月08日]
高齢者施設での看護~血圧に関する看護判断の一例~
こんにちは。
今年は、あまり夏らしい陽射しが少なく、蒸し蒸しするばかりで、盛り上がりにかける気がしてます。
先日、利用者様の98歳のお祝いに、同席させていただきました。
ご家族と、ご自宅でお祝いしている姿、お赤飯、ケーキをペロっと召し上がっている姿を拝見し、
一緒にお祝い出来た事は、有り難いな~とつくづく思った次第です。
そんな、お元気そうに見える利用者様ですが、
ほんのちょっとした変化が、重要なサインであることが、良くあります。
『高齢者は、若い方と違い、症状が現れにくい。』
○か×か…
(このような、問題ばかりだったら国試も楽勝!?)
虫垂炎の典型的症状には、右下腹部の痛み、吐き気、発熱がありますが、
高齢者の場合は『なんだか食欲が無い』発熱しても37.1℃と言う事もあります。
なので、微熱であっても、様子観察するのか、受診するのか、アセスメントしていく必要があります。
このアセスメントが、福祉現場では、ナースが一人ということもあるので、
『これでいいのかな?』と不安がつきまといます。
私が、行っている施設では、派遣ナース三人で、ローテーションを組んでいるので、
その日は、一人でも、申し送りノートや、電話・メール連絡をとり、
個々の戸惑いを共有しあえているので、とても心強いです。
先日も、
元々、高血圧の既往を持つAさん。
デイサービスの利用を開始し、入浴サービスもうけることとなりました。
開始当日から、最高血圧が180mm/hgと高値を示していました。
医師の指示書には、入浴可能な血圧の指示がありません。
降圧剤も服用していません。
ご家族に確認すると、
医師から必要ないと3ヶ月位前に言われている。
自宅でも、血圧は高いこともあるが入浴している。
血圧が高くても入浴させてください。
との返答でした。
ご本人は、特に、強く入浴を希望するわけでもなく、拒否するわけでもなく、
お誘いすれば、入られる。といった様子です。
安全に入浴していただきたい。
そのためには、やはり、高血圧に対す医師の指示が欲しい。
しかし、ご家族の希望は、受診はせず、入浴を希望する。
このように、本人・ご家族のニーズを尊重したい。
健康管理も重要である。
この二つの思いをどうやって行動に移していけばいいのか、
戸惑うケースがありました。
三人の意見を交換し、
相談員とも話し合い、
結果、血圧が高いまま入浴することの危険性を再度ご家族に説明し、
入浴をするのであれば、やはり、医師の指示が必要であると、
看護判断をお伝えし、
ご家族に判断していただきました。
健康管理をしつつ、
その人らしい生活を送っていただけるよう、援助をしていく、
高齢者サービスでの看護。
大変さはあるけれど、
自分の判断や、行動が、利用者様の生活にとても深く関わることができ、
自分の看護を展開できる職場は、
病院での経験を活かし、さらにステップアップしていける場所だと
痛感している今日この頃です。
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